英会話の表現で困った時の手引書に最適な一冊を紹介します。
日本語索引で分からない英語表現を探せるので、簡単に分からないフレーズが出てくるので楽ちん。
あくまでに表現辞典なので難しい言葉は載っていませんが、そのぶん、英語に訳しづらい微妙な日本語表現が満載なので、これが有難い。
たとえば背中に痒いところがあるのは分かっているけど、それがなかなか見つからないもどかしさ。
それがこの本では・・・!
ということで、そろそろ本の内容を紹介していきましょうぞ。
アクティブ英語表現辞典のレビュー
こちらが書籍です。
以外にきっちりした革表紙です。
裏表紙は英語の辞書だけあって英語圏の世界地図。
さらに内容は左側が日本語で右側が英語対応になってます。
索引対象になる日本語は太字で表示されているので見分けがしやすいです。
右側が英語ですが、索引目的の英語部分も赤字になってこちらも見分けしやすくてgood。
字の大きさも程よいですし、文字同士の間隔もきっちり詰め過ぎずに程よいブランク感があって目に優しいです。
あと掲載されている日本語表現も名詞が少な目で、本のタイトル通りに「アクティブ」な英語を中心に編まれている感じです。
気に入ったのは、たとえばこんなところ。
それでも=But,srill
それほど=not really
日向ぼっこ=sit in the sun
ひどい服装をしていた=was badly dressed
仕事の鬼=works like a fiend
簡単だけど、意外にすぐに出てこない英語表現がさりげなく載っているので、これが結構いい感じですね。
ほかにも日本の文化的な行事や習慣を英語と日本語で併記しているページもたまにあって、単なる表現辞典の幅を広げてくれています。
上のページだと「除夜の鐘」になっていますね。
同じように数10ページに一回は旅行用の英文ガイドが載っていて、これもいかにも「アクティブ」な感じがして親切。
この一冊を持っているだけで旅は完璧ですかね。
中には写真つきのガイドページもあるので、無数の文字ページの中でまさにオアシス。
各ページの日本語見出しが太字で分かりやすいので、ページをめくっているだけで求めている表現を見つけやすいと思うのですが、どうしても分からないという時は、こちら。
辞書の最後のページに索引があるのでこれでばっちりですね。
本のおすすめな使い方
普通の辞書に比べて単語自体の数は少ないですが、そのぶん動きのある表現や文化的習慣の表現、会話の合間のちょっとした繋ぎ言葉が豊富に載っているので、すごく充実していると思います。
ただ表現辞典といっても若者言葉やカジュアルなものはあまりなくて、どちらかといえば一般的な表現がメインになっているので、あくまで日本人向けの日常英会話、旅行英会話向けの内容になっていると感じますね。
上品で落ち着いた掲載内容はなぜかというと、この本の監修者がNHKビジネス英会話の杉田敏先生だから。
本の発行年は2000年なので、ちょうど杉田さんがラジオ英会話の講師だったころに編まれたんだと思いますね。
個人的に思うのは、この本はスピーキングの練習に最適だということ。
スピーキングの独学勉強法としては英語の音声の後に続けて真似て繰り返す「シャドーイング」が有効ですが、自分の声だけで英語を読んで繰り返すのも「口の筋肉を英語用」に鍛えられるので、これもなかなかおすすめです。
ただこれは発音が我流になってしまうという欠点があるので、あくまで口の筋肉を英語用に鍛えるというレベルで使うのがベターですね。
という感じで、かなり使える日常英会話用、旅行英会話用におすすめな表現辞典のレビューでした!
まとめ
英会話初心者から中級レベルまでの人ならかなり良い表現辞典だと思います。
私も日常英会話レベルなら対応できますが、スピーキング自体は流暢というほどではないので、こういう表現素材を使ってコツコツ表現の幅を広げています。
少し前に紹介した松本道弘氏の英語本も、この表現辞典と同じようにスピーキングの独学練習によく使っているので、この2冊が日常会話表現テキストのバイブルになっているでしょうか?
これからも見てめくって声に出して読んで英語筋肉をバシバシ鍛えていきたいですね!
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