英語の名言を集めた本のレビューです。
書店で見つけて内容が良かったので、購入して毎日読んでいます。
こうした名言は一つ一つが短いので、声に出して読んでいると身につく良さがありますね。
では最初に本についてレビューしつつ、収録されている名言の中から、気に入ったものいくつか紹介していきます。
「英語の名言」本を紹介
表扉です。
けっこう分厚いです。
全部で380ページ。
名言は各1ページづつ収録されているので、380個の言葉が詰まっていることになりますね。
カテゴリーごとに分かれています。
文字が大きなめので見やすいです。
難点をいえば、目次が「働くことについて」「知識・教育について」「愛と友情について」のカテゴリーごとの12パートしかないので、発言した人物を調べたいときに大変なこと。
1ページずつ見ていかなければいけないので、本の最後に索引でもあったら助かるのになと思います。
それでも収録されている言葉の一つ一つに重みがあるので(実在の人物の言葉だから)、そうした本書の弱点を補って余りあるかと感じますね。
ではこの中から、良いなと思った名言を取り上げていきましょう。
「英語の名言」から7つの言葉をピックアップ!
ビル・ゲイツ(Bill Gates)
最も不機嫌な客こそ、そこから学ぶことのできる偉大なる存在だ
【語句】
source=源
マイクロソフトを立ち上げて世界有数の富豪となったビル・ゲイツ氏の名言です。
顧客の目線で商品を提供し続けてきたからこそ、今の成功があるのでしょう。
お金持ちがいうと、実に説得力のある言葉です。
スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)
人生の時間は限られている。誰か他人の人生を生きることで、自分の時間を浪費してはいけない。
【語句】
might=mayの推量助動詞。「~だろう、~かもしれない」のニュアンスをもつ
waste=無駄にする
アップルの中興の祖である偉大なるイノベーターの名言です。
あらゆる時間をアップルの製品開発に捧げてきたからこそ、あれだけの成功と業績を打ち立てることが可能になったのでしょう。
生涯を燃焼し尽くした天才の貴重な言葉ですね。
カーネル・サンダース(Colonel Sanders)
他者に最も奉仕する人が、最大の利益を上げる人である
【語句】
serve=使える
gain=得る
profit=利益
ケンタッキー・フライドチキンの創業者として有名な偉人です。
もともとはガソリンスタンドの付属のカフェで始まった店舗が、世界に展開する大手フライドチキンチェーンに発展した軌跡はまさに「奉仕」の賜物。
関西人の自分的には、阪神タイガースの周商事に道頓堀に放り込まれたサンダース人形のイメージの方が大きいのですが(笑)、その実像は偉大なる献身的起業家の姿だったのです。
ピーター・ドラッカー(Peter Drucker)
ビジネスの目的は顧客を作ることだ
【語句】
purpose=目的
create=創造する、作り上げる
オーストリア人の著名な経営学者です。
その理論は多くの企業・組織のマネジメントに採用され、日本でも支持者が多い経営哲学者といえます。
ビジネスパーソンの指標ともいえる「自己研鑽」の向かう先は、まさにこの言葉にあり。
顧客こそがビジネスの全てなのです。
ココ・シャネル(Coco Chanel)
かけがえのない人間になるためには、常に他人と違ってなくてはならない
【語句】
in order to=~するために
irreplaceable=代替のきかない、唯一の
different=異なる、違う
世界有数のファッションブランド「シャネル」の創業者です。
女性の美を追求する経営者として、他者との違いこそが成功のエッセンスともいえます。
偉大なる美のマスターが放つ言葉だからこそ、値千金の重みがありますね。
フランク・ザッパ(Frank Zappa)
規範から離れることなしで、進化は不可能なんだ
【語句】
deviation=逸脱、離れる
norm=普通、規範
progress=進歩、進化
possible=可能
鋭敏な政治的鑑識眼と前衛的な作曲センスで数々の作品を世に送り出した、偉大なるロックギタリストです。
固定概念や因習を嫌うそのスタイルは、彼の生み出す楽曲に存分に現れされています。
この言葉もまさに彼の生き様そのもの。
革新という言葉が最も似合うロッカーだと思います。
ジョニー・デップ(Johnny Depp)
人生をリハーサルだと思って生きている人がいる。でも残念ながら実際はそうじゃない。リアルなショウ(本番)なんだ。
【語句】
who=~という人
like=~のような
Unfortunately=不運にも、残念ながら
世界的ハリウッドスターのお言葉です。
常に映画世界の第一線で活躍し続ける秘訣は、意外にこの言葉にあるような「ぶっつけ本番」感が根底にあるのかも。
生きることそのものが演技であり、人生そして一つの作品だということ。
やり直しのきかない緊張感をもつことこそ、輝きを放ち続ける秘訣なのかもしれませんね。
まとめ
テック業界の巨人からビジネスパーソン、ミュージシャンやアクターの名言まで幅広く収録されていた書籍レビュー。
この手の本でまさかフランク・ザッパの名前を見ようとは思いもよりませんでした。
バラエティ豊かなところが面白い内容になっています。
人生の指針にも、英語の勉強にももってこい。
短い言葉で音読にも向いているので、ぜひ試してみてくださいね。
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