「忙しい社会人向け」英語勉強法の紹介です。
私自身が40代ということもあり、30代から40代以上にかけての年齢層を想定しています。
仕事で多忙になる時期でもあり、記憶力が若い頃に比べて弱くなっている年代でもあります。
仕事と並行しながらのプラス面とマイナス面を加味しつつ、それらを踏まえた上で「限りなくベスト」な方法を提示しています。
社会人で英語が必要な状況&メリット・デメリット
社会人で英会話が必要になるということは、以下の環境が考えられます。
・仕事で必要(海外出張や赴任・社内や取引先とのコミュニケーションで英語が不可欠)
・生活で必要(海外に住む予定がある・パートナーが外国人)
・趣味で必要(映画や旅行、友人づきあい)
多くの場合が仕事がらみだと思います。
キャリアアップのために留学というスタイルも増えています。
そんな社会人で「英語が必要」になると、以下のような問題が出てきます。
・学生時代と比べて記憶力が低くなっている
・勉強する時間がない(仕事など)
一方で社会人ならではのメリットもあります。
・経済的に余裕がある
・様々なことを学んできた経験があるので、ポイントを掴むのが早い
・時間がないので必死になれる
最後の「時間がない」はデメリットにもなるのですが、逆に「必死になる」というメリットにも転嫁できます。
学習できるのが短い時間しかないので、濃密で集中した、効率の良い勉強にするしかない、ということにつながると思います。
こうやって見てみると、逆に社会人のほうが英語を学ぶのに向いていると私は思います。
記憶力的な能力は落ちますが、それは他のメリットで相殺できます。
なので私個人の結論は「社会人こそ英語の勉強をすべし!」ということ。
もちろんネイティブのような流暢な会話は無理でしょうが、私自身の経験を踏まえると、初級から中級レベルは十分に可能と思っています。
ではどうやって勉強を進めていくべきなのでしょうか?
忙しい社会人向けの英語の勉強法
毎日帰宅するのが深夜だったり、早く帰宅できても子育てだったり、家庭サービスで勉強する時間がなかなか作り出せない。
そんな多忙な社会人の勉強法は「空き時間を有効に利用する」しかありません。
短い時間でササッと学べ、継続することで、しっかり知識が積み重なる。
語学は究極的には「暗記」なので、とにかく覚えるしかないのですね。
そのための効率的な方法は、その人の能力や環境によって変わってきます。
以下に紹介していきましょう。
初級レベルの英語力を備えている
中学レベルの英語力をマスターしている社会人向けの勉強法です。
基本的な日常英会話なら可能、という人向けになります。
こういう人は「テキスト」よりも「流れの中で学ぶ」のが良いと思います。
流れというのは、テキストの英語のように問題で区切ったものではなくて、全体の流れの中で英語を学ぶ方法です。
具体的には、
・youtubeの海外動画を見る、英語コメントを書く(もしくは読む)
・洋書オーディオブックを聞く
・洋書を読む
・ビジネス英語レベルの学習アプリを利用する
になります。
youtube動画には字幕機能がついているので、無料で自習するにはうってつけの素材です。
音声を聞きながら話者の話す英語を真似することで、リスニングとスピーキングが鍛えられます。
字幕を利用することでリーディング力のアップや、ボギャブラリーの知識も増やすことができますよ。
-
-
英語のリスニング力を上げる確実な方法
続きを見る
オーディオブックは洋書版を聞くことで、リスニング・ボギャブラリー力をアップできます。
好きなジャンルの洋書を選ぶと、学習意欲も高まりますね。
-
-
洋楽ミュージシャンの自伝オーディオブック7選
続きを見る
-
-
映画の洋書オーディオブック10選
続きを見る
-
-
ハリウッドスターの自伝オーディオブック8選
続きを見る
-
-
シャーロック・ホームズの洋書オーディオブックレビュー
続きを見る
英語の漫画でもOKですね。
-
-
Kindle英語マンガおすすめ12選
続きを見る
分からない単語が出てきたら、その都度に電子辞書やペン型辞書を使うことで、少しづつ語彙力アップの積み上げができますよ。
-
-
英会話をサポートするグッズ&ギフト【5選】
続きを見る
学習用のアプリで言うならば、リクルートが運営するスタディサプリEnglishのビジネス英語がおすすめです。
30代以上の社会人が改めて英語を学ぶともなれば、多くはビジネス目的になると思います。
その意味でビジネス英語の習得に特化したアプリは「読み、書き、聞く、話す」をバランスよく自分のペースで学べるのでおすすめ。
私も使っていますので、以下の体験レビューを読んでみてくださいね。
-
-
スタディサプリEnglish「ビジネス英語コース」体験レビュー
続きを見る
こうした自主学習は忙しい社会人が「スキマ時間」を利用したものになります。
それでも物足りない、どうしても時間を捻出して、もっと実践的なコミュニケーション能力を高めたいという場合は、実際に外国人と会って話すのが一番の近く道です。
具体的な方法は以下の記事でまとめていますので、こちらもご覧ください。
-
-
外国人と話して英語をレベルアップさせる方法【5選】
続きを見る
英語知識がゼロの場合
社会人が「英語の知識がまったくのゼロ状態」から勉強を始めるケースです。
義務教育以来、勉強したことがない、英語が苦手だったので、学生からまったく触れたことがなかった、という人向けです。
そういう人向けの最も確実で手っ取り早い方法は、まずは
学校英語をマスター
するのが良いです。
ある程度の大人になってからの語学の習得は、子供のころのような「自然に覚える」ことはほぼ不可能です。
きちんと順序だてた方法で知識を習得していかないと、無駄にかなりの時間を使ってしまいます。
学校英語をマスターすることで基礎的な会話力だけでなく、仕事で使うような英文読解や語彙力、文章作成能力の基礎を身につけることができます。
総合的な英語力の習得に「学校英語」をおすすめするのがこうした理由です。
学校英語に関するテキストのおすすめや学習の流れなどは、以下の記事でまとめていますので参照してください。
-
-
独学で英会話力を身につける方法【初級~中級レベル】
続きを見る
「勉強する時間がない社会人」には、
ラジオ(テレビ)英会話を毎日聞く
ことをおすすめします。
ラジオやテレビだと移動中でも勉強できます。
語学レベルも番組ごとで選べます。
昔からの「ベタ」な方法かもしれませんが、安く済みますし、まとまった「学校英語レベルの知識」を体系立てて学べるので、お得な勉強法です。
きちんと学べば「初級~中級レベル」の知識はきっちりと身につけられます。
ある程度、身につけた上で、ここからさらにワンランク上の英語レベルを目指すと良いと思います。
もし自分でテキストを選んだり、ラジオやテレビの前で決まった時間を待つのは苦手だというのであれば、自主学習用の英語アプリを使うと良いです。
パソコンやタブレット、スマホを使って学べることができますし、スマホだと通勤や移動中、家事や育児の合間、運動中にイヤホンで「いつでも」「どこでも」「好きな時」に学べる利点が大きいです。
リクルートのスタディサプリEnglishでは、いくつかの英語学習アプリがありますが、まったくの基礎から学ぶのであれば「日常英会話コース」がおすすめです。
「読む・聞く・話す・書く」の4つの英語技能をバランスよく学ぶことができますし、用意されている講座もすごく豊富で充実しています。
無料体験もありますので、以下の体験レビューを参考にしてみてください。
-
-
スタディサプリEnglish「新日常英会話コース」体験レビュー
続きを見る
英会話スクールの利点について
これまで紹介した方法は、「独学」で英会話を学ぶものでした。
どれもある程度は自分でサービスを選んだり、用意されたテキストを自分で時間を作って学習を進めなければいけませんし、自主学習用のアプリでもそれは同様です。
やる気のある社会人なら、仕事の一部として英会話の学習も自分のペースできちんと進められると思うのですが、やはり疲れていたり、仕事以外でできるだけ頭を使いたくない、という人もいるでしょう。
そういう場合は学習の流れやテキストを用意してくれている「英会話スクール」がおすすめです。
スクールならばスタッフや講師が全て学習のためのお膳立てをしてくているので、自分で考えて学習ペースを作り出す必要はありません。
勉強そのものは自分の頭や口を動かさないといけませんが、目の前の講師による直接サポートがあるので、学習のモチベーションを維持することができます(もしくは「サボれない」という強迫観念)
また英会話スクールの良さは「英会話を学ぶ環境に身を置ける」ところにもあります。
スクールに行けば、英語に関する情報が目前で溢れかえっています。
同じ志を持つ人とも知り合いになれるチャンスも増えます。
そこで友人や恋人、ビジネスパートナーと出会える機会だってありえます。
スクールの良さは「人と出会えること」「人との縁を作れること」が最大の魅力ではないかと。
独学や自主学習用のアプリ、オンライン英会話だと、それが少し希薄ですからね。
さらにいうと、時間のない社会人がスクールを選ぶ場合は、仕事帰りに通える立地にあることも大事。
疲れ切った体を引きずって、自宅に一度帰ってから準備して通うのはしんどすぎますし、時間も間に合わないでしょから。
できればオンラインレッスンも利用できるスクールであれば最高です(通えない日に代わりにレッスンを受けられる)
ビジネス英語に強いスクールであることも必須ですね。
歴史のある老舗スクールであることも、スクール選びのポイントになります(実績や信用がある)
その意味で私個人がおすすめしたいスクールは、以下の2つになります。
・ベルリッツ
・ECC外語学院
ベルリッツは140年以上前に生まれた老舗の英会話教室で、スクールも全国に点在しています。
ビジネス英語に非常に強く、クオリティの高いレッスンが魅力です。
授業料は高くなりますが(30万円~)、自分や将来への投資と考えると決して無駄にはならないと思います。
ECCは1962年の創業で、今年で41年の老舗です。
スクールも全国規模で点在していますし、ビジネス英語のコースも充実しています。
授業料はベルリッツに比べて少し安く、10万円前後になるかと思います。
どちらも社会人が仕事帰りに学ぶのに向いていますし、短い時間で効率的なレッスンを受けることが可能です。
無料体験がありますので、実際に入学する前に試すことができます。
なによりも「老舗」であることは大きいです。
長く続いているということは、それだけ多くの顧客(受講生)の支持も高いということにつながりますし、長年の英語教育で蓄積された学習ノウハウもあるでしょう。
その意味で英会話スクールはおすすめだと思います。
-
-
本気で英語レベルを上げたい人の英会話スクール3選
続きを見る
まとめ
社会人が英語を学ぶおすすめの方法を紹介してみました。
ある程度の年齢(30代~)を想定して書きましたが、若い世代の社会人の方も参考にできる部分があれば良いなと思います。
仕事(海外出張・海外赴任)で必要だったり、キャリアアップのために学ぶなど、社会人にとっての英語は「生活」「将来」に直結してきます。
そして英語はもはや世界共通語になっています。
ぜひ一日も早く身につけて、ご自身やご家族の将来設計に役立ててください!
-
-
英語を活かせる仕事と体験談を紹介
続きを見る