有名ゴルファーの言葉で英語を学ぼうシリーズ第2弾です。
今回はタイガーウッズ。
言わずと知れた現代ゴルフ界における最高峰クラスの実力と経歴をもつ選手です。
1997年に21歳でアメリカツアー賞金王。
2000年にはマスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権といったメージャーをすべて優勝し、グランドスラムを達成、メジャー4連勝を果たした偉大なる足跡をもつキングオブゴルファーですね。
一時期はケガや私生活で表舞台から遠ざかっていましたが、復帰後は再び輝かしい記録を打ち立てています。
そんなタイガーウッズの言葉から、英語を学んでいきたいと思います。
世界的ゴルファー・タイガーウッズ氏の名言で英語を学ぶ
I get to play golf for a living. What more can you ask for - getting paid for doing what you love.
私は生活のためにゴルフをすることができます。好きなことをしてお金をもらう、これ以上望むことはないでしょう。
「~することができる」はget to~。
「生活のために」はfor a living。
「これ以上何を望むのか?」はWhat more can you ask for。
「~でお金をもらう」はgetting paid for。
ゴルファーに限らず、好きなことをしてお金をもらい、生活ができることは本当に幸せなことだと思います。
もちろんそのためには多くの努力と運が必要でしょうが、それが実現できた時の達成感は大変なものがあるでしょう。
タイガーウッズはそうした人の中でも超トップレベルであり、それに見合う努力を行ってきています。
だからこそ、謙虚になれるのでしょうし、自分が置かれた立場を冷静に見ることができるのでしょうね。
Never listen to other people’s expectations. You should live your life and live up to your own expectation.
他人の期待に耳を傾けてはいけない。自分の人生を生き、自分の期待に応えるべきだ。
「~してはならない」はNever。
「耳を傾ける」はlisten to。
「他人の期待」はother people's expectation。
「~すべき」はshould~。
「~に応える」はlive up to~。
「自分自身の期待」はyour own expectation。
誰かの評価に生きるのではなく、自分自身の評価や価値を大切にすること。
もちろん人のために何かをすることも大切ですが、それを成し遂げる時には集中し、捧げ、没頭することも重要。
それが「自分自身の評価を気にする」ことにつながるのでしょう。
一流のアスリートならではの深い言葉ですね。
Money and fame made me believe I was entitled. I was wrong and foolish.
お金と名声は、私に権利があると信じさせた。私は間違っていて、愚かでした。
「~を信じさせた」はmade me believe。
「権利がある」はbe entitled。
「間違う」はwring。
「愚か」はfoolish。
この言葉はウッズがスランプに陥ったときか、プライベートで問題を起こしたときのものかもしれません、
人間だれしも不調に見舞われることはあるでしょう。
有名であればあるほど、そのギャップに自信を失うことがあると思います。
ウッズがすごいのは、復活を遂げた後も素晴らしい戦歴を残したこと。
それができたのは、きっとこの言葉が示したように、自分をしっかり見つめ直すことができたからでしょうね。
In order to help people, you have to first learn how to help yourself
人を助けるには、まず自分を助ける方法を学ばなければならない
「~するために」はin order to~。
「~しなければならない」はhave to~。
「最初に」はfirst。
「~する方法」はhow to~
「自分自身を助ける」はhelp yourself。
何度も不調に見舞われることがあるのが、スポーツ選手の宿命。
そのたびに、様々な努力を行うのですが、ときには誰かにそのアドバイスを行うことだってあるでしょう。
この言葉はゴルフに悩む人への重みのある言葉にもなりますし、誰かを助けたいと思う時への「自分自身の戒め」にもなると思います。
まずは己をしっかり保ち、向上させること。
その上での「人助け」「アドバイス」だと思いますね。
Golf is a great way for someone to learn discipline, responsibility, and sportsmanship.
ゴルフは、規律や責任、スポーツマンシップを学ぶのに最適な方法です。
「最適な方法」はgreat way。
「~にとって」はfor。
「学ぶ」はlearn。
「規律、責任、スポーツマンシップ」はdiscipline、responsibility、sportsmanship。
ゴルフは一見、のんびりしたスポーツに見えるかもしれません。
しかし優れたショットを打つために必要なトレーニング、常に冷静なプレーを行うためのメンタルの調整など、プロであればあるほど要求されるレベルは上がります。
プレー以外でも周囲への気遣いやグリーン上での振る舞いなども、影響力が大きい一流選手であればあるほど、求められるレベルは高くなるでしょう。
それを叶えるための過程で得られるものが、ウッズ氏のいう「discipline, responsibility, and sportsmanship」なのだと思います。
まとめ
タイガーウッズ氏の言葉から英語を学んでみました。
波乱万丈というべき氏のゴルファーとしての言葉からは、単に英語を学ぶというよりも、人生の何たるかを併せて学ばせてもらったような気がします。
英語そのものもシンプルながら、深い意味がこめられていて、他の表現にも応用できるなと思いました。
また今後もウッズ氏の言葉を取り上げていきますね。

